こんにちわ。ニコデンタルクリニック院長の西野です。
今回は三叉神経痛についてお話しします。
三叉神経痛は顔の一部に起こる発作性の激痛です。
激烈に強い痛みを伴いますが突発的な痛みで数秒でおさまる事が多いです。
洗顔や髭剃り、化粧、食事、会話などの動作で痛みが誘発されます。
三叉神経痛の一部は脳腫瘍が原因で起こっていることがある為、突発的な数秒でおさまる激痛が顔面に出た場合はMRIによる精密検査をおすすめしています。
治療は外科で薬物療法(カルバマゼピン)、神経ブロックなどを行います。
原因不明の歯の激痛を主訴として来院される患者さんの中には三叉神経痛を歯の痛みが原因と間違えられて、健康な歯を抜歯されたり、神経を抜かれてしまうケースもあるようなので注意が必要です。
私は現在までに5名ほど三叉神経痛の患者さんを診察した事があり、そのうち1人の方は脳腫瘍が原因でした。
診断が非常に大切になってきます。
当院では精査を行ったうえで原因不明の痛みがある場合、無理に抜歯したり神経を抜くような処置は行わずに大学病院と連携をとっています。