こんにちわ。ニコデンタルクリニック院長の西野です。
今回は歯肉炎についてお話します。
歯肉炎は歯周病の一歩手前の状態で歯槽骨(歯を支えている骨)にまでは炎症が広がっておらず、歯肉のみに炎症が起きているものです。
歯肉炎になると歯茎が炎症を起こして腫れたり充血したりして出血しやすくなります。
歯肉炎の一番の原因は清掃不良による口腔衛生状態の悪化ですが、女性ホルモンの変化も関係があるといわれております。
思春期や妊娠により女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が増えると歯肉炎が起こりやすくなります。
出血しやすいからといって歯みがきをやめてしまうと逆効果です。
健康な歯肉はスティップリングと呼ばれるミカンの皮の表面のようなくぼみが認められ、引き締まり淡いピンク色をしています。
健康な状態の歯肉にもどせるように歯みがきによる予防法をしっかり行いましょう。
ご自身ではしっかり歯みがきできているつもりでも、実は磨けてないことはよくありますので歯科医院での定期的なチェックをおすすめします。