楔状欠損

こんにちわ。ニコデンタルクリニック院長の西野です。

今回は楔状欠損〔くさびじょうけっそん〕についてお話します。

楔状欠損とは歯の根元の部分〔歯と歯肉の境目〕が削れてくる欠損のことです。

歯ぎしりや、くいしばりなどにより歯の根元のエナメル質が負担がかかることにより削り落ちてしまうことが原因とされております。

補助的な要因として硬い歯ブラシの使用、ブラッシング圧、粒子の粗い歯磨剤の使用があげられます。

楔状欠損が進行すると、歯がしみる知覚過敏の症状がでることがあります。

治療は削れている部分をレジンと呼ばれるプラスチック系の材料でうめていきます。

歯ぎしりや、くいしばりのある方はナイトガードと呼ばれる睡眠時に装着するマウスピースを作製します。

ナイトガードを使用しても歯ぎしりや、くいしばりは無くなりませんが、歯がすり減ったり根元が削れてくる楔状欠損は予防できます。

適切なブラッシング、歯磨剤、歯ブラシの選択も楔状欠損の予防に効果的です。

当院では、歯や歯肉、歯石やプラーク(歯垢)の付着状況を観察し、ブラッシング時の圧、ブラシの硬さが適切か、歯ぎしりやくいしばりなどの習癖がありそうかどうか、虫歯や歯周病などの現状を改善するのみでなく、患者さんの未来のお口を健康に保つために良い予防法を提供させていただきます。


ニコデンタルクリニック 川口駅 徒歩1分

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