こんにちわ。ニコデンタルクリニック院長の西野です。
今回は歯牙腫についてお話します。
歯牙腫は顎骨内に発生する良性腫瘍で腫瘍の中に歯の組織を含んでおり、腫瘍の内容物により複雑性歯牙腫と集合性歯牙腫に分けられます。
歯が形成される過程で異常が生じた組織の形態異常で、症状がないためにレントゲンで偶然発見されるケースが多いです。
腫瘍はゆっくり大きくなり、大きくなると周りの歯を圧迫し歯の位置が異常になったり、歯根の吸収を起こすことがあります。
治療は外科的な摘出を行います。
一般的に再発の恐れもなく治癒経過は良好です。
私も上の前歯の根の付近に歯牙腫が発見され、小学生の頃口腔外科で局所麻酔で摘出してもらった経験があります。