こんにちわ。ニコデンタルクリニック院長の西野です。
今回はヘルパンギーナについてお話します。
ヘルパンギーナとは夏風邪の一種でウイルス(エンテロウイルス、コクサッキーウイルス)による感染症で高熱、倦怠感、のどの痛み、口の中(特にのどの奥のあたり)に直径2~3mmの水ぶくれを伴う疾患です。
乳幼児や小児に発症することが多い疾患ですが、稀に大人にも感染するケースがあります。
前回お話した手足口病に原因、症状、流行時期がよく似ており、6月下旬から8月の夏季に多く発症します。
口の中に水ぶくれができるため、歯科医院で発見される事も良くある疾患ですが、予防薬もないので治療は水ぶくれや発熱への対症療法が中心となります。
ご家庭での管理は、口の中に水ぶくれができるため食事や水分が取りにくくなるため水分補給や栄養管理に注意していただく必要があります。
マスクの着用、うがい、手洗いでの予防が効果的です。
通常は1週間程で回復しますが、稀に重篤な症状へ移行するケースもありますので症状が重い場合には注意が必要です。