こんにちは。ニコデンタルクリニック歯科衛生士の日浦です。
今日は寝る前の授乳とむし歯についてお話ししたいと思います。
赤ちゃんとママにとって添い寝をしながらの授乳は、絆を深める重要なスキンシップですよね。しかし、むし歯の事を考えると少し心配です。
おっぱいやミルクにもむし歯の原因になる糖がたくさん含まれており、寝ている間は唾液の分泌が減るためお口の中を洗い流す作用、中性に戻す作用、歯を再石灰化する作用が減少し、お口の中に糖分が残りがちになりむし歯菌にとって最適な環境になります。
乳歯が萌出する前は心配はいりませんが乳歯が萌出したら、注意が必要です。でも、寝る前の授乳や添い寝をしながらの授乳をやめる必要はありません。少しでもむし歯にかかりにくいように・・・むし歯菌の感染は以前にもお話ししましたが、ママを含む周りの人から感染し歯が萌出していると定着するので、赤ちゃんの歯を守るにはママを含む家族みんなのお口の中からむし歯菌を減らすことがなによりなのです。
家族みんなで赤ちゃんを迎える準備としてむし歯や歯周病はしっかり治して、治ったら定期的に歯科医院でメンテナンスを受けて、日ごろは適切なセルフケアでお口の中をきれいな状態にして赤ちゃんを迎えましょう!