こんにちわ。ニコデンタルクリニック院長の西野です。
今回は根管治療についてお話します。
虫歯が広がり歯の中に通っている神経が細菌感染を起こしてしまうと、根のお掃除〔根管治療〕が必要となります。
根管治療は大変難しい治療でありどんなに高度な治療技術をもってしても100%成功するとはいいきれない治療です。
汚染された歯の中の神経の管をきれいに掃除し、薬をつめ殺菌ししばらく経過をおっていくと炎症が次第に治まってきます。
ただ、なかなか症状が治まらないケースもでてきます。
炎症が強く歯の周りの骨や、歯と骨の間にある歯根膜と呼ばれる組織まで炎症が広がると根の治療をしてもなかなか痛みがひきません。
また、歯の中を通っている神経の管は複雑に入り組んでいる事が多く、曲がっていたり側枝と呼ばれる細かな枝分かれした神経がお掃除しきれずに残ってしまうケースもあります。
神経をとってしまった歯は寿命が減ってしまい歯の色が変色したり、歯の強度が下がり割れ易くなったり、根の先端が膿んでくる可能性がでてきます。
虫歯菌の感染が神経までいく前に早期に発見し治療を行う事が歯の保存に大切です。
2013年3月13日 カテゴリ:根管治療